私の独断と偏見でご紹介する「新車で買えない魅惑の車たち…」シリーズ第3段は…日産「グロリア」です!!
1959~1962年に発売された初代グロリア(グロリアは「栄光」を意味します)。
アメ車の影響をモロに受けたデザインで、日本初の3ナンバー車。
宮家へ納入されたまさに昭和のVIPカーです。
2代目、愛称「ハチマキグロリア」…どうです?日本車じゃないみたいでしょう!?
w( ̄△ ̄;)wおお~っ!カッコイイ~!!
国内の貴賓用として主に用いられ、宮家に多く納入されていたんです。
この頃は、クラウンよりも遥かに上位グレードの車でした。
3代目、愛称「タテグロ」。
高度成長期真っ盛りで、自動車が当たり前になってきた時代…。
「団塊の世代」が若かりし頃、中古車を探して青春を共に生きた車です。
ギャング映画に出てきそうなルックスですよね。
4代目、愛称「230(ニーサンマル)」
5代目、愛称「330(サンサンマル)」
世はまさにシャコタン時代へ突入…暴走族全盛期の主役を張る程の人気でした。
6代目、愛称「430(ヨンサンマル)」
7代目、愛称「Y30(ワイサンマル)」
8代目、愛称「Y31(ワイサンイチ)」
9代目、愛称「Y32(ワイサンニー)」
10代目、愛称「Y33(ワイサンサン)」
430以降はカスタムベースとして人気が高く、ナンパ車としても一世風靡しました。
( ´⊿`)y-~~ オレノワイサン シブカロ
しかし、この頃からセルシオやアリストといったトヨタのライバル車種に人気が集まり始はじめます。
その差は次第に大きくなり、起死回生の新型が…
11代目、Y34(ワイサンヨン)
…( ̄  ̄;) うーん…残念…。
トヨタは新しいフレームを投入し、挑戦的なデザインで見事に人気を集めたのに対し…フロントとリヤ廻りをチョコッと変えただけの使い廻しボディーの日産…。
変化を恐れた守りのデザインは…当然、当時の人々のハートを掴むことは出来ませんでした。
日産に限らずこの頃の日本の自動車業界では、バブル崩壊を受けて、生産の効率化ばかりを求めた守りの経営を続けていた為、変化を恐れ…個性の無い…面白くない車ばかりを生産するようになっていました。
グロリアも、このモデルを最後に姿を消します…。
でも私は、叫ばずに居られない…。
皆さんの中にも居るはずです…私に共感する変人が…。
我々の中には、まだ生きてるんです!
カッコよかったころの…輝いていたころの…あの、大好きだったグロリアが!!
グロリアは色褪せねぇ~ッ!