国内では目立たない印象のマツダ。
地元、広島ではそこそこの人気者なのですが…マイナーメーカーであることは否めません。
マイナーメーカーが、たとえ世界中の自動車関係者を震え上がらせるほどの凄い技術を開発しても、マーケティング力が弱く陽の目を見ません。
そんなマツダの「SKYACTIV(スカイアクティブ )」をご存知ですか?
バブル期の多チャンネル展開が裏目に出て、フォードの子会社となるも…フォード自体が多角経営とリーマンショックによって体力を失い、手を引いてしまう。
独立独歩を余儀なくされたマツダは、技術路線を一本化しようとしたが…資金がない…。
おまけにブランド力がないから、高級技術を高価格で売ることもできない…。
モーターもターボも高いから使えない…でも、キチンと馬力が出て燃費も良いエンジンを作らないと、会社が立ちゆかない…。
そんなジレンマに真っ向から技術的で立ち向かい、生まれたのがSKYACTIVエンジンです。
一般的なエンジンの圧縮比は、高くても11あたり…それ以上高めると、圧縮されて高温になった混合気が勝手に方々で自己着火してしまい、その衝撃波でエンジンを破壊してしまう「ノッキング」が発生します。
その為、世界中の技術者がこれ以上は無理だと諦めていました。
「無理だから」と見向きもされなかった領域…レシプロエンジンにおける混合気の更なる高圧縮化に挑戦したマツダ…。
モーターではなく、エンジンの可能性に拘り…ノッキングを克服し、世界一の高圧縮比14.0を実現!
高トルクと低燃費化に成功した!…これが「スカイアクティブ」なのです!
この技術を応用すれば、燃費が飛躍的に伸びる事間違いなし!
…なんですが…開発したのがマツダなので、いまいち陽の目を見てないんです。
これがトヨタ発信なら、今頃世界は「スカイアクティブテクノロジー」に沸き…ハイブリッド技術と融合したSKYHV「燃費50km(ℓ)達成!」…なんてCMが流れていたかも!?しれませんね v( ^ ^ )
ロータリーエンジンの量産実用化に、世界で唯一成功した「マツダ株式会社」。
マツダという会社は、ロータリーからディーゼル…スーパーチャージャーからミラーサイクルまで、さまざまなエンジン技術を他に先駆けて開発していった経緯があり、技術力はピカイチ!!
マツダ…って、凄いんだぜ!!